★役に立つ本のご紹介『狭小邸宅』
こんにちは、不動産投資家の坂井 高(たかし)です。いつも記事をお読みいただき誠にありがとうございます。
このブログでは【月額キャッシュフロー100万円と週休6日を達成して、自由な小金持ちになり、充実した人生を送る】ことを目的に教材(学ぶための材料)を提供させていただいています。
本日は「役に立つおすすめ本」というテーマについて書かせていただきたいと思います。ぜひ一緒に学んでいきましょう(^^♪
◆不動産業界を知るために
本日は、おすすめ本をご紹介させていただきます!その本は・・・
『狭小邸宅』著者・新庄耕、出版社・㈱集英社
→アマゾンでは432円で売っていました(^^;)
著者の新庄さんは、2012年の第36回すばる文学賞を受賞し、デビューした作家さんです★
帯を見ると「家を売れないやつに価値なんかねぇ!不動産会社に勤める松尾に明日はあるのか。」という過激なフレーズ・・・内容がうっすら見えてきますでしょうか?(笑)
本の内容は一般的な小説で、物語や文章のタッチは自然でわかりやすく、クセがありません。誰でもあっと言う間に読めてしまう一冊です。
なぜわざわざ数年前に出版された本を本日ご紹介させていただいたかと言いますと、あまりにも昨今の不動産市場で知らぬ間に被害を受けている投資家さんが多いと感じているためです。
この本で学べることは非常に他項目にわたりますが、一番は【不動産業界の異常さ・金至上主義に支配された構造】です。
これが、嫌というほどわかりやすく理解できる内容になっています!!そしてこの本をしっかりと読んだ後には、不動産業界に対して、そしてニコニコとした笑顔で話す不動産会社の営業マンに対して、【健全な警戒心】を持つことができると思います。
ぜひとも、特に不動産業界で勤務したことがない方に読んでいただきたい一冊です。・・・今、「ぜひとも」と言いましたが本当は・・・本音では、「絶対に」読んでいただきたい内容です。その理由は、騙されにくく、失敗しにくくなるからです!!
逆を返すと、この本の内容を参考に不動産業界を捉えていけば、成功する確率が一気に上がると思います(^^;)★
◆主人公の営業マン
『狭小邸宅』の主人公は、松尾君というごくごく一般的な、渋谷区の恵比寿にある不動産会社に勤めるサラリーマンです。
その不動産会社はいわゆる売買系で、戸建を売るべくありとあらゆる手段を使ってお客さんに家を買わせようとします。その中で松尾君は頑張ることはできても、結果としてまったく家が売れずにいる営業マンで、会社に居場所がどんどん無くなっていきます。
その後、駒沢駅付近の不動産会社に飛ばされ、その先で仕事が非常にできる優秀な上司に合い、少しずつ家を売るためのテクニックを身に付け、成長していきます。
一見すると【成長譚(せいちょうたん)】のような構成なのですが、よくあるハッピーエンドではありません。
・・・というよりも、どの場面をとっても、会社や上司から来る叱責、数字に追われるプレッシャー、誹謗・中小・悪口が絶え間なく続きます。そして、慢性的な体調不良・・・お客さんの心理を操っていく具体的な手法が成果につながる現実・・・えげつない内容が、これでもかと言わんばかりに書かれています。
正直、ブログで「ここまでリアルな本を紹介しても果たしていいのかな?」という考えが脳裏を掠めるレベルの内容でした。
ですが、この本の素晴らしい点は、非常に現実の不動産会社の現場を如実に描いてくださっていることです。
現場・現実がわかることは、僕たち投資家にとっては大変重要です。
本なので多少色をつけてはいますが、突然来なくなる同僚、お金のことしか考えていない会社体質、社員のことなど使い捨ての道具としか捉えていない上司の感覚、お客さんの操作の仕方などがはっきりと描写されていて、読み手にその異常な世界観を存分に味わせてくれます。
・・・正直、この本を読んでも「本当に不動産業界ってこんなにエグい世界なの?」と信じられないかと思います。ですがあえてはっきりと申し上げますと、この本は核心をつかんでおり、業界の実態の本質と合致しています。
お客さんの前ではニコニコ笑顔ですが、実際に考えてることは数字を取ることが90%以上の営業マンが多いのが実態です。なぜそうなるかと言いますと、会社の体質、上司がそうだからです。毎日毎日ノルマを意識させられ、精神状態がおかしくなってしまう従業員は後を絶ちません。
「1~3件目で●●物件に案内して●●と思わせて、4件目で絶対に契約取れ!!」・・・こんな指令(命令?)を上司から受けて、営業マンは過度なプレッシャーの中案内に出ます。もちろん契約が取れなければ、執拗な叱責が待ち受けています。
そんな世界ですので、生き残る営業マンのメンタルは強靭で、一種の異常性も持ち合わせている場合が多いです。
さらに、もっと稼げるからと、トップ営業マンはどんどん独立して、都心で新しい会社を立ち上げていき、その人の教えが下の従業員に受け継がれていく・・・そんな流れが出来上がってしまっています。
もちろん、全ての会社がこのような雰囲気ではありません。中には管理が主体で、まったりとした平和的な会社もあります。ですが大半は、異常なほどお金に執着し、時に「人を人とも思わない」ような非情な手段を採ります。
僕自身が働いていた業界ですのでこんなことは言いたくないのですが、本当に非情な方が多い世界で、悲しくなる時が多々ありました。
・・・僕は、この『狭小邸宅』を読んで不動産会社にいたころの苦い思い出が一気に蘇りました。暴力こそ受けませんでしたが、ボールペンを投げつけられたり、大声でどなられたりしたこともあります。
幸いなことに異動先の店舗で、感情ではなく論理的な手法で成績をあげる優秀な上司に出会うことができ、一気に能力・年収を伸ばしていただきました。
優秀な上司の下にいた僕はまだ運が良かったですが、それでも激務とプレッシャーはすさまじく、同期で入社した 5人は、僕以外全員辞めました。それも、半年持たずに・・・。
こんな不動産業界ですが、僕たち不動産投資家に無縁ではありません。笑いごとでもなければ、対岸の火事でもありません。こういった業界で働く営業マン・営業ウーマンと渡り合っていけなければ、特に物件選定の大事な場面で騙されてしまう可能性が大きくなってしまいます。
僕が声を大にして読者様にお伝えしたいことは、【営業マンと対等以上に渡り合える知識とメンタルを磨いてください!!】ということです。
これは、常日頃から自分自身にも言い聞かせていることでもあります。
これさえできれば、失敗は少なくなり、逆に成功できる可能性が格段に上がります!!営業マンの裏にある【意図・思惑】に気付ける投資家になっていただければ、ノウハウを公開している身としては大変嬉しいです(^^;)
このブログを読んでくださっている読者が一人でも多く、【自分を守る力】を持てるよう応援しております。
・・・なかなか大変なこの不動産業界を活用しての不動産投資ですが、自分の人生における「最高のシステム」が構築できるよう、一緒に頑張っていきましょう★
今回は【狭小邸宅】についてご紹介させていただきました。不動産投資や私生活になにかしらお役に立てたらうれしいです♪
ブログだと読者様の個々の状況に合った内容は書けないのですが、一般論の中でも役に立つ内容を選んで書いております。
1人でも多くの読者様が成功できることを、心より応援しております★
まだ書き始めたばかりなのに、毎日150名以上の読者様が目を通してくださっております。本当に有難うございますm(__)m
ブログランキングに参加しておりますので、「今日の記事良かったよ~」と感じてくださった方はぜひ下記の画像を1クリックお願いします(^^♪ 励みになってとても嬉しいです★
ブログ村では10位以内になれました(^^)応援してくださる読者様のおかげです。本当にありがとうざいます★
不動産投資家 坂井 高(たかし)
※より具体的なノウハウや自分にあった指針・投資法をご希望の方向けに個別相談もできます。2018年は東京にいる日数が少ないため、もしリタイア生活・安定した高収入に興味がある方は今年中にお声掛けいただければ幸いです(^-^;
自己投資は素早く、物件選定は慎重に。
一緒に勝ち続けましょう★
http://yosshi-hudousan.hatenablog.com/entry/2017/05/18/232658
「安全な不動産投資・個別相談~戦略・技術の伝授~」★初心者からOKです(^^)
http://yosshi-hudousan.hatenablog.com/?page=1500295927
「物件購入サポート~6ヶ月以内に物件を買う方法~」★東京・神奈川・埼玉・千葉県など関東圏で優良物件を手に入れたい方向け